何回も見た映画
書くことが思いつかない時にいいですね。
というわけで何回も見た映画、ですが、そんなにいくつも見ているわけではないので複数回観ているもので記憶にある作品をあげてみたいと思います。
めちゃくちゃ有名なものばかりですみません。
まずはジブリですね、これはもう金ローなどで何度も見ている人が多いと思います。
私の好きな作品は、ベタですが『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』などあげていたらきりがありません。
ハウル、コクリコ坂や猫の恩返し、紅の豚、魔女宅なんかも結構好きです。最近の作品は、すごく絵も綺麗で発送も面白いのに、最後が勿体無いものが多いと思います。個人的な感想ですが…
『鉄コン筋クリート』
私が最も好きな映画です。この映画を見ると感情を揺さぶられます。こんなにも自然に心を掴まれた経験はありません。
暴力などの表現もありますが、その世界観と表現力は観るものを圧倒し飲み込み、映画が終わったとき今までいた世界とは違う場所にいるようなそんな独特な気持ちにさせてくれます。
私のような完璧主義者や何でもシロクロ付けたい極端人間、あとは伏線回収が好きな人なんかにおすすめです。きっと驚きと感銘を与えてくれると思います。
『サマーウォーズ』
細田守監督の作品で初めて見たのがサマーウォーズでした。みんなが団結していくということよりも、栄ばあちゃんの「あんたならできる」という言葉に励まされ、挫折してもひとりじゃないから立ち上がれることに感動したのだと思います。あとシリアスとコメディのバランスも好きでした。バーチャル世界という背景も、当時自分の居場所をネットに求めていた私の心に響くところがあったのかもしれません。
佳主馬めちゃ好きでした。
細田守監督関連でいえばこの二つも好きです。
時かけはザ・恋愛映画ですが、音楽がずるいですよね。奥華子さん大好きです。「変わらないもの」ぜひ聴いてみてください。
バケモノの子は、闘うシーンが好きでした。あとは不器用な父親というのが可愛かった。でも女の子とか本当に必要だったのか謎な要素もあって、特別好きというほどには至りませんでした。チコが可愛くて好きです。
何度見ても飽きないし、よくできているなあと思います。あれはルパンではない、という意見もごもっともですが、私はだからこそあの作品が輝くのではないかと思います。ある種あの作品によって、飄々としているけれどロマンに溢れるなんとも魅力的なルパンという人物を強く認識するように思います。なんにせよ、作品としてこれ以上ないほど出来上がっています。
『名探偵コナン 迷宮の十字路』
子どもの時に見てからコナン映画の中で一番好きですね、平次好きなのも大きいですが…
コナンって、ただ人が死んで犯人見つけてっていう以上にひとりひとりの思うところがあって、この作品はそういう誰かの思いが交差することで物語が進み解明されていくのだと思います。そしてそのルーツが舞台にあり、過去の思い出にあるっていう締め方が心地よくて記憶に残っているのかなーと。
某動画サイトの吹き替えも好きです。
洋画はあまり見たことがありませんが、これはとても印象に残っています。人を想うこと、恋だけでなく、時も超えるような愛情というのがあるのだと思いました。繰り返し観るなかでアルフレードのトトへの愛、母親の夫や子どもたちへの愛、トトのエレナへの愛、その逆もあり、そういったすべての出来事が最後の最後でスッと落とし込まれていく感じが堪らないです。どれほど自分の人生が続くかわかりませんが、節目節目に見ていきたい映画です。
『ホーム・アローン』
かわいいですよね。バカな泥棒2人をコテンパンにする痛快さの傍で、私はひとり遊びが常だったのでその楽しさと気がついたらひとりぼっちという寂しさにとても感情移入しました。そして、言うこと聞かないで喧嘩したりあんなに家をめちゃくちゃにしてもかけがえのない大切な子どもなんだという母親の愛も、幼いながらに親とはそういうものなんだと感じていました。
映画と言われて思いつくのはこんなものでしょうか。有名すぎて退屈なものになってしまいました。今は、パプリカの監督さんの他の作品が見たいです。
あと君の名は。を見にいきましたが、画面は美しかったです。
ここからは蛇足。
これは私の根底にある作品といっても過言ではありません。何て素晴らしい作品だろうといつ見ても思います。私はスイスが好きですが、それもこの作品から来ているところがあります。
なんかいろいろ考えれば見どころとかメッセージとかあるんでしょうけど、単純に好きです。ハイジの純真さ、そうはなれないペーター、クララの苦悩、そしてハイジはその無垢さが故に夢遊病になる。まるで幽霊のように、つまり死者のように、夜な夜な徘徊する。人が生きていくのには、陽の光と干し草の香りと柔らかいパンがあれば十分なのに。
あとおんじが大好きです。
『未来少年コナン』
大好きです。コナンの超人的な身体能力もさることながら、めげない精神力がすごい。
今見るともっと時代背景や隠されたメッセージが浮かび上がってくるのでしょうが、小さいころの私は物語をそのまま受け取っていました。
でもコナンの言動って、幼い子どもにとっては当たり前のことなんだと思います。ラナを助けたい、おじいさんが亡くなることの悲しさ、前を向くしかない、みんな悩んで生きているし、でもダメなことはダメだ!力はみんなが幸せになるために使えるはずなんだ!っていう。
自分も少し勇敢になった気持ちになれるから好きなんでしょうね。少年漫画的な。
『じゃりン子チエ』
テツー!!というチエちゃんの声が聞こえてきそうです。とにかく面白い。テツは無茶苦茶、でもヨシ江とチエにはちょっと弱い。母と花井先生にはかなり弱い。ヒラメちゃんとかマサルとか、カルメラやお好み焼き屋のおっちゃん、小鉄、アントニオJr.などキャラが濃くて、毎日どんちゃん騒ぎ…でも絶妙に切なくノスタルジーを感じさせる。
時代というのもありますが、やっぱり人一倍苦労しているチエちゃんのふとした子供らしさや大人顔負けの強さがいいんだろうなあと思います。
こんな感じでしょうか。
また映画見たら感想を書くかもです。